漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
6歳 男児
お母さんについて一緒に来店されていたお子さんが盛んに目をこすっていました。
どうしたのかお聞きすると、逆さまつ毛がひどいので大学病院で手術することになった。
しかし全身麻酔なので心配している、とのことでした。
よく見るとまつ毛が、上下ともすっかりひっくり返って、眼球を刺激していました。
漢方薬もいいですよ、とお勧めして、飲むことになりました。
漢方薬を飲み始めてしばらくしたら、眼をこすらなくなり、食欲も出ていつの間にか治ってしまいました。
中医学では「脾は肌肉をつかさどる」(胃腸は筋肉を作る)と言います。
瞼の筋肉が弱いと、まつ毛を外側にひっぱる力が弱く、内側に入って逆さまつ毛となってしまいます。
このお子さんは色が白く、食欲も少ないです。中医学では皮膚の白いのは胃腸が弱い、と言います。胃腸を丈夫にして食欲を増す漢方薬で筋肉が丈夫になり、まつ毛も外側にひっぱられて治ったと、考えられます。
全身麻酔というリスクの高い治療をしなくて良かったと、大変喜ばれました。
逆さまつ毛はよくみられる症状です。
漢方の胃腸薬を飲んで食欲が出て治るなんて、漢方の考えは素晴らしいですね。
逆さまつ毛で悩んでいる方、ぜひ気軽に試してみませんか?
国際中医相談員 薬剤師 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7